ワクチン接種
ワンちゃんも猫ちゃんも年1回受けましょう。
ワクチンに入っている病気は普段なかなか耳にすることは少ない病名ばかりです。しかし、一度かかると命取りになる病気が殆どです。代表的なものとして、犬のパルボウイルスの死亡率が50~90%、猫の死亡率が75~90%というデータがありますが、これを見るとワクチンに入っている病気の恐ろしさがよくわかります。また、ウイルスは変異するため数年から数十年に一度大流行することがあります。その時、免疫がなければ死亡する確率が増えることになります。皆様の大切な愛犬、愛猫をワクチンで守ってあげてください。
犬のワクチン接種
なぜワクチンを打たなければいけないのでしょうか?
人の赤ちゃんが母乳を飲むことによって多くの病気から守られる(免疫ができる)のと同じように、子犬も母乳を飲んで母犬から抗体をもらいます。しかしこの移行抗体は42日~150日で消失してしまいます。そこでワクチンを打つのですが…。
困ったことに、いつ抗体が切れるかが、わんちゃんによって違うため特定できません。それがなぜ困ったことかと言うと…。それは、この移行抗体が残っている時にいくらワクチンを打っても、移行抗体がワクチン(抗原)をはねかえしてしまうので、犬の体内で抗体が作られないからです。
つまり移行抗体が残っていれば結果はワクチンを打たなかったのと同じこと。第1回目は生後42日~60日頃に打ちます。最も早く抗体が切れていることを想定して打つからです。移行抗体が切れてるのが分かっていれば切れた時に1回打てばいい訳です。しかしそれが分からないために、第2回目を生後90日前後、第3回目を120日前後に打つのです。
ワクチン接種時期
接種時期はあくまで目安であり、健康状態など
で大きく左右されます。お気軽にご相談くださ
い。
ワクチンの費用
6種ワクチン | 9種ワクチン | 10種ワクチン |
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犬のジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス(2型)感染症、犬パラインフルエンザ、犬パルボウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症の予防 | 犬のジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス(2型)感染症、犬パラインフルエンザ、犬パルボウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症、犬レプトスピラ病(3種)の予防 | 犬のジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス(2型)感染症、犬パラインフルエンザ、犬パルボウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症、犬レプトスピラ病(4種)の予防 |
5,610円 | 現在取り扱い無し | 6,930円 |
※診察料等は別でかかります。
※料金は予告なく変更する場合もございます。
猫のワクチン接種
猫のワクチンはあまり知られていないので、知らない方もみえるかもしれません。
猫の感染症に関しては現在、6種類のワクチンが開発されており、その組み合わせにより3・4・5・7種の混合ワクチンがあります。接種時に何種類のワクチンを選ぶかは獣医師と相談の上で決めます。
混合ワクチンの内「3種混合ワクチン」は、ぜひとも接種することが望まれる重要なワクチンです。外に出かける猫には猫白血病のワクチンが必要です。猫白血病は治療法がなく、また、死亡率がとても高い病気で、この病気にかかると短命になってしまいます。
そして、[うちの猫は外に出ないからワクチンは必要ない]という方も、実は、3種ワクチンの中に入っている” 猫風邪” と猫汎白血球減少症ウイルス(パルボウイルス)は、人間の服や靴の裏について室内にウイルスを持ち込むことがあり、全く外に出たことない猫が、汎白血球減少症にかかった症例が報告されています。ですので、外に出さない場合でも3 種ワクチンを接種しましょう。
ワクチンの費用
3種ワクチン | 5種ワクチン | 猫FIVワクチン |
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猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症及び猫汎白血球減少症の予防 | 猫ウィルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症、猫白血病ウイルス感染症、クラミジア感染症の予防 |
猫エイズの予防がワクチンの接種が有効です。ワクチンは70%以上感染を阻止できたという報告があります。1年目は2~3週間おきに3回の接種が必要で、2年目からは1年に1回の追加接種が必要になります。 |
3,300円 | 5,830円 | 現在取り扱い無し |
※診察料等は別でかかります。
※料金は予告なく変更する場合もございます。
きょうわ動物病院NEXTでは、はじめての方でも分かりやすくワクチンのご説明をさせていただきます。
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